楽曲ファイルNo.1
音楽処方箋

爽やかな気分こそ健康の原点。今回はクラシックの名曲としても、この曲を知らない人はいない、という ほどの人気曲になっております、ヴィヴァルディの「四季」をお届けします。

曲名 ヴァイオリン協奏曲集「四季」  アントニオ・ヴィヴァルディ(イタリア 1678〜1741)
効能効果 心身の安定、創造性の開発促進、精神疲労の回復、不安・緊張の緩和、胎教
成分 @「明るく、軽快なリズムで、日差しが舞い込んでくるようなイメージ」 という意見が多く寄せられておりますが、これこそが心理状態に対応して使える、 この曲ならではの効能、魅力なのです。
A小川のせせらぎ、海の波の音を聞いていると心に安らぎを感じるように、 ほどよい変化とほどよい規則性を持った現象を1/f(エフワン)ゆらぎと呼び、 1/fゆらぎの音楽を聴くと心の安静の波を示すα波が生じます。 この性質を持つものが多いクラシック音楽の中でも特に、この曲は、なかなか見つけることの出来ない 貴重な効果をもっており、主題のメロディが何度も繰り返され、しかも適当な変化をもつ1/fゆらぎを 聴くことができます。
使用上の注意 @次の症状の方には効果がありません。
   ・イライラしている
   ・ひどく落ち込んでいる
   ・この曲で嫌な思い出がある
Aこの曲が聴く人すべてに同じ影響を与えるとは限りません。
Bこの選曲は音楽療法ではなく、音楽健康法に区別されます。

※ 音楽療法音楽健康法 の違い:音楽療法とは音楽学・心理学・医学の統合的な学問的の上に成立する治療法で、明確な治療目的をもちます。 音楽健康法とは、音楽を聴く・歌う・楽器を演奏することにより気分転換やリフレッシュ効果、やすらぎなどを期待するものです。

エッセイ
音楽療法士
より
この曲は小学校時代毎朝聴いていた音楽なので、「春」というよりは、 「朝」という感のある音楽です。友達と遊んだり、遅刻をしたり、宿題を忘れたり・・・。 懐かしいですね(^ー^) 思い出のいっぱい詰まった曲です。 「春」と「朝」に共通しているイメージというと、「爽やかさ」や「物事の始まり」などと、 私は衝動的に考えてしまう次第でございますが、皆様はどんな印象をお持ちでしょうか?