楽曲ファイルNo.2
音楽処方箋

爽やかな気分こそ健康の原点。
今回はピアノの詩人「ショパン」の名曲、CMや映画などでたびたび使われる、人気曲「英雄」ポロネーズをお届けします。 ポロネーズのリズムは力強く、騎士的、男性的です。繊細で優美な作品が多いショパンの作品の中にあっては異色の作品であり、 ショパン円熟期の最高傑作です。ドラマ赤い激流の中で水谷豊が弾いた曲といえばわかる方もいるかもしれませんね。

曲名 ポロネーズ第6番変イ長調「英雄」   フレデリック・フランソワ・ショパン(ポーランド 1810〜1849)
効能効果 ストレス解消・イライラ解消
成分 @ ストレスとは精神緊張・心労・苦痛・寒冷・感染などごく普通にみられる刺激 (ストレッサー)が原因で引き起こされる生体機能の変化です。 一般には、精神的・肉体的に負担となる刺激や状況をいいます。
ストレスがたまっているとき、イライラしているときは、その気持ちと同じ強さをもった音楽が適しています。 例えば、激しいテンポの曲を聴くと、自分の気持ちが音楽と一緒になって、ぐっと内に秘めていたうっぷんが 外に出るようになります。このときに、身体運動を伴わせた方がより効果的です。 なお、演歌のようなアナログ音楽は適当でありません。
使用上の注意 @ 次の症状の方には効果がありません。
   ・音楽に興味のない方
   ・この曲で嫌な思い出がある
A この曲が聴く人すべてに同じ影響を与えるとは限りません。
B この選曲は音楽療法ではなく、音楽健康法に区別されます。

※ 音楽療法音楽健康法 の違い:音楽療法とは音楽学・心理学・医学の統合的な学問的の上に成立する治療法で、明確な治療目的をもちます。 音楽健康法とは、音楽を聴く・歌う・楽器を演奏することにより気分転換やリフレッシュ効果、やすらぎなどを期待するものです。

エッセイ・・・フレデリック・フランソワ・ショパン(1810〜1849)
ポーランド生まれの、ロマン派を代表する作曲家で、39年の短い生涯のほとんどを ピアノ曲の作曲に捧げ、240曲余りの作品を残したと言われています。 そして、その旋律の美しさから「ピアノの詩人」と呼ばれています。 ポロネーズはショパンの故郷であるポーランドの民族舞曲の様式を取り入れて作られており、 特に英雄ポロネーズは、大砲のような強烈な一撃で始まる序奏、中間部の絶え間ない 左手のオクターヴがぬぐいきれない印象を与えます。
代表作は「別れの曲」、「小犬のワルツ」、「雨だれの前奏曲」、「幻想即興曲」、「革命」などがあります。