楽曲ファイルNo.8
音楽処方箋

爽やかな気分こそ健康の原点。今回はヘンデル作曲「水上の音楽」をご紹介します。

曲名 水上の音楽          ジョージ・フレデリック・ヘンデル(1685−1759)
効能効果 朝の目覚めを快適に
成分 暑くて寝苦しい夜が続き、朝すっきり目覚められない事はありませんか?朝は、前日の 疲れをリセットして1日を快適に過ごす為に、整った音の配列でむら無く脳神経の聴覚受 容器を刺激してくれる曲がオススメです。この「水上の音楽」は、タイトル通り涼しげなメロ ディで、目覚まし代わりにセットすれば、爽やかな目覚めが期待できます。音楽だけじゃ 起きられる自信の無い方は、目覚ましが鳴る30分位前から音楽を流してみて下さい。 脳がゆっくりと覚醒し、すっきり目覚められることでしょう。
使用上の注意 @ 次の症状の方には効果がありません。
  ・音楽に興味のない方
  ・この曲で嫌な思い出がある
A この曲が聴く人すべてに同じ影響を与えるとは限りません。
B この選曲は音楽療法ではなく、音楽健康法に区別されます。

※ 音楽療法音楽健康法 の違い:音楽療法とは音楽学・心理学・医学の統合的な学問的の上に成立する治療法で、 明確な治療目的をもちます。音楽健康法とは、音楽を聴く・歌う・楽器を演奏すること により気分転換やリフレッシュ効果、やすらぎなどを期待するものです。

エッセイ・・・ 「水上の音楽」の逸話
ヘンデルは、25才でドイツのハノーヴァー選帝侯の宮廷音楽長として働き始めますが、就職して2年 後、イギリスへ行った時にアン王女に気に入られ、 帰国の命令を無視してイギリスの王室付作曲家に なってしまいます。 ところが、アン王女が亡くなった後、元の雇い主が次のイギリス王になることになっ たのです!勝手にイギリスで就職してしまったヘンデルは、船遊びをする王様に素敵な音楽を奏でる 船を近づけ、なんとか怒りを解こうとして「水上の音楽」を作曲したという逸話が残っています。実際に 「水上の音楽」が作曲されたのは、王様にゆるしてもらった後のことだと判明していますが、王様はこの 曲が大変気に入り、その日だけで合わせて3回も演奏させたそうです。