楽曲ファイルNo.9
音楽処方箋

爽やかな気分こそ健康の原点。
今回は「月の光」で有名なフランスの作曲家、クロード・ドビュッシーの「小舟にて」で、普段お忙しく、
お疲れの皆さんに静かなリゾート気分を味わっていただきます。

曲名 「小組曲」より第1曲「小舟にて」          クロード・ドビュッシー(1862-1918)
効能効果 潮の香りを味わう
成分  さざ波のようなハープの分散和音や甘く美しいフルート、 湖面に輝く木漏れ日のような弦楽器の音色。ハープは乱れた感情を調律し、フルートは 神経のバランスを整え、またヴァイオリンは、憂鬱な時に悲観と楽観の溝を埋めてくれるという、 それぞれの効果があります。
 ドビュッシーの作品は、海や水のイメージの曲が多く見られますが、特にこの曲は、 深い海の藍色や月光に光る水の面など、美しい映像や豊かな色彩があって、 まるで美しい絵を見るように感じます。これらが静かな湖畔にいるような、 川のせせらぎが聞こえるような感覚をもたらします。目を閉じて聴くとイメージが膨らみ、 より効果的となります。
使用上の注意 @ 次の症状の方には効果がありません。
  ・音楽に興味のない方
  ・この曲で嫌な思い出がある
A この曲が聴く人すべてに同じ影響を与えるとは限りません。
B この選曲は音楽療法ではなく、音楽健康法に区別されます。

※ 音楽療法音楽健康法 の違い:音楽療法とは音楽学・心理学・医学の統合的な学問的の上に成立する治療法で、 明確な治療目的をもちます。音楽健康法とは、音楽を聴く・歌う・楽器を演奏すること により気分転換やリフレッシュ効果、やすらぎなどを期待するものです。

エッセイ
 「音楽は本質的に,窮屈で伝統的な形式には収まらぬものだという事を, 私は,ますます以て確信している。音楽は,色彩と律動づけられた時の流れによって構成されるのだ。」 ドビュッシーの言葉です。
 「小舟にて」は、私にとってドビュッシーの作品の中で演奏した2作目の作品となります。 まだ学生時代の頃、一緒に習っていたお友達とこの曲をピアノ連弾で演奏しました。 ハイドンやモーツァルトとは違った、その旋律の美しさが印象的で、イメージが膨み、 まるで音楽から絵や風景が生まれるような感覚に、今でも思い出深い曲の一つとして、 心に残っています。