楽曲ファイルNo.21
音楽処方箋

爽やかな気分こそ健康の原点。
今回は、サイモン&ガーファンクルの「サウンド・オブ・サイレンス」をご紹介します。

曲名 サウンド・オブ・サイレンス                   サイモン&ガーファンクル
効能効果 気分が明るくなる
成分 映画「卒業」の主題歌ともなり、大ヒットしたこの曲。透き通った声、ハーモニーの美しさ、ギター、ナチュラルに響くメロディに、一度聴いた方は忘れられないでしょう。 この曲、泣きたくなってしまうような哀しいメロディですが、その中には心を落ち着かせ、気持ちを向上する要素が入っております。 その秘密は、同質の原理。気持ちが落ち込んでいる時こそ、哀しい曲を聴き、その内にあるモヤモヤを外へグッと出してくれるというわけです。 オススメは、やはり原曲と同じギターの音色でどうぞ。
使用上の注意 @ 次の症状の方には効果がありません。
  ・音楽に興味のない方
  ・この曲で嫌な思い出がある
A この曲が聴く人すべてに同じ影響を与えるとは限りません。
B この選曲は音楽療法ではなく、音楽健康法に区別されます。

※ 音楽療法音楽健康法 の違い:音楽療法とは音楽学・心理学・医学の統合的な学問的の上に成立する治療法で、 明確な治療目的をもちます。音楽健康法とは、音楽を聴く・歌う・楽器を演奏すること により気分転換やリフレッシュ効果、やすらぎなどを期待するものです。

エッセイ・・・不滅の恋人
「名作と呼ばれる映画は、必ずと言っていいほど主題歌が良い」とよく言われています。「スタンドバイミー」、「ニューシネマパラダイス」、「タイタニック」など・・・・。 「サウンドオブサイレンス」もその一つ。映画「卒業」の主題歌として、作品を名作に創り上げました。この映画の最大の立て役者は、サイモン&ガーファンクルと言っても過言ではないでしょう。 ところでこの曲、アルバム「水曜日の朝、午前3時」に収録されていたデビュー当時は、チャートに登場することもないほど無名だったようです。そんな頃、ボストンのDJがラジオで流したところ、地元で評判になり、それを知った契約会社が2人に相談することなく、原曲を装飾して発売。偶然雑誌を見たポールは「サウンドオブサイレンス」がチャートに入っているのを見てびっくり仰天だったそうです。 会社側に勝手なことをされても、全米1位になってしまっては、喜ばないわけにはいきませんよね(笑)。